洗濯物。それ生きる為にかならず必要な工程のうちの一つだ。
実家の母も毎日欠かさず家族全員分を綺麗に洗って干して乾いたらいつも同じように角を揃えてピッチリ畳んでくれておいた。
そして俺も家を出て6年。自分で洗濯物を行うダルさといったらとんでもない。月並みな言葉ではあるが身に染みてわかった。
中でもテロテロしたインナーウェアの畳むダルさといったら蕁麻疹が出るレベルである。今想像しただけでちょっとかゆくなってきた。
でもこの「畳む」という行為はよく考えたら無駄じゃね?と気付き思い切ってヨッメとやらない事を決めた。結果としてなぜもっと早くやらなかったのか後悔している。好きでやってるんだったらいいんだけど、思考停止でやり続けてる人は「畳む」のをやめる事を強く推奨したい。
1週間に何度も行う工程だからこそ「やらない事」を決める。これは時間の無い現代人が「まずやるべき事」だと思いました。
畳むという行為は無駄。もはや自己満足である。
時短界隈ではさんざんにコスられている洗濯物は畳むべきではない。という話なんだけどやり始めて約2年。なぜもっと前にやらなかったのか、後悔すら感じている。
何故わざわざ乾いたものを一度畳んでまた広げるのか。当たり前の事だと思ってたんだけど今考えると畳む行為が意味不明である。
以前はこの仕切りを衣装ケースに入れて一個一個靴下を入れてもう一つにパンツ・インナーウェアとかに分けてたんだけどもはや教会の告解室で懺悔するレベル。
これはスーパーのマイバスケットと同じだなって思った。スーパーでも自分が入れたカゴから店員さんが新たなカゴへ綺麗に移してくれる。そしてそのカゴからまた袋に詰めなおすという意味不明な工程と無駄度でいえば同じである。
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まだマイバスケットを使ってない?なんてこった。早く買うんだ。
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ここ数年感染症でのワークスタイルの変化でどんどん無駄なものが省かれているが、それは仕事に限った話ではない。
ポテトサラダぐらい自分で作れみたいな老害がいい例だ。ポテトサラダは自分で作るとまずは芋・キュウリ・玉ねぎ・ニンジン・卵などを用意して皮むきや下処理から始まる為膨大な時間がかかる。となると手間がかかり過ぎて貴重な時間が奪われてしまう。なら忙しい人や他にやりたい事がある人は無理に作るより買った方いいだろって話でしたね。
次々と新しいモノや新しいやる事・やりたい事が生まれる中、なにかと忙しい現代人は色々なものが増えた分、時間を確保するために何かを削減しなくてはならない。
ひと昔前の「当たり前」は今では「無駄な作業」になっている事が山ほどある。気付いた無駄は徹底的に省いていく事が必要であると考えています。
畳むものと畳まないものを分ける
二度と畳まないと豪語したものの、何も家中の衣類のすべてを畳まないわけではない。
まず畳む必要の無いものを自分の家で決めるんだ。いわばやらない事リストを作って本当にやりたいことに注力する時間を増やす事が目的です。俺とヨッメの家では、
- 下着(靴下・パンツ・タイツなど)
- Tシャツ・インナーウェア
- パーカーやトレーナー
- タオル(人による)
- ルームウェアは全部
を畳むことをやめた。というのも下着類は外出先で見られる事は無いのでどんなにシワがついてようが関係ないのだ。
またTシャツやインナーウェアの肌着も同じである。体温調節という役割を果たしてくれればいいのでシワなどどうでもいい。割と見られるパーカーやシャツ・ジャケット類に関しては乾いたらそのままクローゼットに移動。後はクローゼットの空ハンガーと交換するだけでOKだ。
ちなみにハンガーは、無印の透明で襟が伸びない奴を使っているんだけど形状は一緒。これが首元をグイっとやんなくていいのでめっちゃ楽。干すのもクローゼットも全部同じハンガー使って統一しちゃえばOK。いいハンガーは型崩れしたくない衣類だけでいいんだ。
これによって俺は肌着をきちんと畳み、シャツやパーカーをハンガーから外している人より1日5分ほど多くゼルダをやる時間を確保出来ている。
あとは残った
- ズボン類すべて
- お気に入りの衣類
- タオル(人による)
だけを畳んであげればOKだ。こんだけ絞れば畳む時間は相当短縮されていると思うので1年間継続するとなかなかの時間になる。
何を畳んで何を畳まないかはそれぞれの家でルール決めてくれ。我が家ではこれが最適解だったのでちょっとでも参考になれば。
畳まない衣類をぶち込むランドリーボックスを用意する
畳まないものを決めたらその衣類を仕分けるボックスを用意する。ヨッメは三段式のランドリーバスケットを使っていて、
- 一段目に靴下・下着類
- 二段目にインナーウェア・タイツ
- 三段目にTシャツや中間衣
の三段編成になっている。この各ボックスに放り込むだけで洗濯の取り込み作業が終了する。
俺は写真のランドリーボックスを使っていて中央に仕切りがある。左側にパンツと靴下。右側にTシャツとかのアンダーウェア。ぶち込むだけなので超らくちん。
もちろん靴下は乾かし終わった際に2足を一つに組み合わせておく。俺は5本指ソックスを使っているの出来ないけど、ガチの時短強者は同じ靴下を10足買ってそれだけを使う事で左右の概念を無くす方法を使っている。5本指を使ってなかったら間違いなくやっている。合理性MAXで無駄が無くすごくいい案だと思うんだ。
後はタオルをぶち込むボックスを用意すれば完成。
シワに強い製品にてさらに無駄を省く
畳まない生活を始めたらシワを付けたくない衣類のみ畳む・もしくは干しっぱなしが鉄則なんだけど更に快適に時短ライフを過ごすアイテムがある。その中の代表格がノンアイロンシャツだ。
これは俺の兄さん御用達のアイテムなんだけど洗って干しておけばある程度シワが伸びるのでアイロンが産業廃棄物になるそうだ。
あとは先ほどのクローゼットローテーションと合わせればシャツを毎日使う人はより時短効果アップが期待される。
もちろん浮いた時間をアイロンに当てるっていうのもいいんだけど、アイロンとアイロン台を置くスペース・手間もどうせなら無くしてしまった方がいいと思うのでこういった製品を活用してより快適な洗濯ライフを送ってほしい。
とはいえアイロンを放り投げるのも今使ってるシャツを総入れ替えするのも靴下をすべて買い揃えるのも色々手間だと思うのでまずはランドリーボックスをいくつか買って乾いたらそこに投げ入れるという畳まない快感と便利さを味わう所から初めてみてほしい。