アマゾンでも圧倒的な高レビューを誇るコールマンのウォーカーシリーズ。
シンプルなデザインと豊富なカラーバリエーション、選べる収納力で用途に合わせやすくて汎用性が高い。
一緒に購入してからヨッメは25ℓモデルを3年間ほぼ毎日通勤に使ってくれた。俺も33ℓモデルをジム通いからツーリング・キャンプと幅広くお世話になっている。
最高に使いやすいくて安価、そして物持ちもいいので超ハイコスパ商品である。迷ったらコレ系の商品だ。
価格以上の価値を見出せたナイスアイテムなので、一個持っておいて損はないはず。
ちなみに俺は登山家ではないのであくまで日用使いでのレビューになる。
まずは外見から
デザインはシンプル。目立っておしゃれなデザインとかではない。
25ℓモデルはフロントのファスナーがちょっと斜めになってる。
コレはなんでこうなってるのかはよくわからないんだけど、便利だとも不便だとも感じた事はない。
今回はどっちも陰キャブラックだけども、カラーラインナップが豊富なので自分の好きな色を見付けて欲しい。
素材は安っぽいナイロンで、値段を抑えて機能を詰め込みましたって感じ。
もちろんファッションセンスが高い人が使えば格好よくも可愛くもなるんだろうけど、俺はそんなスキルは持ち合わせてない。
今回は機能が良い上にタフだよ!!って話にしようぜ。
ポケット・ファスナー・サイドポケット等の機能面
開口部は三カ所となっていて各ファスナーに取っ手の紐が最初からついてる。
一番手前に収納スペースは仕切り無しのワンポケット。
といっても25ℓ・33ℓモデル共に500mlペットボトル3本は入っちゃう。見た目の2倍入る。すんげぇ。
中間の収納のは中に仕切りがいくつかあり、ペン差しやミニフックが装備されている。これがめちゃくちゃ使える。
リュックの中で事故りやすいポケットティッシュやアルコールシート等を入れるのに最高にちょうどいい。
そして意味不明なほどに開く。もうリュックが半分に割れるぐらい開くので入れれないものなんじゃないかと思ってる。
外側の一番大きい収納には中に取り外し可能な大きい袋がある。コイツのおかげで大きな収納スペースでもごちゃごちゃになるのを少し防いでくれる。
このメイン収納スペースを分けられるところは最大のお気に入りポイントでもある。
ジムに行く際は着替えをメイン・袋にバスセット。中間に手帳とリストラップ、手前に財布スマホ。みたいに完璧に住み分けできるので「どこだっけ?」が起きない。
アークテリクスのアロー22もお気に入りなんだけど、この違いからウォーカーの方が出番が多い。
さらにもう一つ仕切られた空間がある。25ℓも33ℓモデル共に15.6インチの俺のVivoBook 15が余裕で入ってしまう。
また両脇にはドリンク類【登山者はトレッキングポール】を差し込む事ができるメッシュポケットが装備されている。
写真は25ℓモデル。もうビロンビロンに伸びてしまているが最初は元気だった。今では水筒がかがむとよく落ちる。つらい。
ちなみに33ℓモデルにはこういったアジャスターベルトが付いてるのでモノの落下を防ぐ事ができる。何故25ℓにはついてないのか不思議でならない。
背面部分・肩掛け部分
背面部はフルメッシュ使用になっているので比較的蒸れは少なく快適に使う事ができる。
しかし重さの分散的な機能が一切ないので、入れた分しっかり重さが肩にかかる。一応幅広の背負い部分にはなっているのが救い。
コレがナップサックみたいに細かったから両腕うっ血待った無しだった。
ちなみに肩掛け部分も同様メッシュになってるので通気性は確保してある。
あと背中・肩にあたる部分のクッション性は皆無。使用して1ヶ月で煎餅布団と同じ使用感になった。よってメッシュの通気性が半減してしまう所が残念だが、
ここは値段相応といった所。
クッション性が無いので先ほどの背面ポケットにノートパソコンを入れると「あ~~ノートはいってるわ....」と全力で感じる事ができる。ある意味安心。
しかしノートを入れる設計ではないので、守るモノがない。間違ってリュックをガサツに扱えばノートパソコンにも同じ分ダメージが入るのは注意して欲しい。
アジャスターにて色々と調整可能
もちろんアジャスターにて背負う位置を変える事が出来る。
またバイク乗りや重量物を背負う人には嬉しい「チェストストラップ」が付いてる。
チェストストラップの位置や長さも調整可能なのでどんな人もフィットする設計。しゅごい。
加えて胸部にDカンが付いているのでカラビナ等を付けて収納機能の拡張も出来る。ほめる所しかねぇ。
コールマン・ウォーカーの弱点
型が無い
弱点でもありいい所でもあるのが、型崩れどころかそもそも「型」が無い所である。
底版やリュックの背骨が無いので全部がふにゃふにゃ。
なのでリュックを落とせば中のアイテムに直でダメージが行く。
しかし、中身があまり入っていない場合はコンパクトにまとめてバイクに括り付けたりできる。
また柔らかいので拡張性が高く、無理やり突っ込めば意味不明な程モノが入ってしまうのだ。
耐水性は皆無
ここをクリアさせると値段が跳ね上がってしまうので仕方ないっちゃ仕方ない。
なので雨が予想される日は使用しない、もしくはジップロックを中に仕込んでおくかビニール袋で二重構造にするしかない。
俺はバイクで使う際には貴重品は一応ジップロックのスライダーLに入れてます。
またアメダスやクレッププロテクトをぶっかけて置く事で多少の小雨ぐらいなら切り抜ける事ができる。
といっても止水ファスナーじゃないので雨にはクソ雑魚なのは否めない。
ナイロン・ポリウレタンなので加水分解する
といってもコレは素材上しょうがない事なのだ。
テントでもジャンパーでもバッグでも素材にナイロンを使ってポリウレタンコーティングを行っている製品は全てこうなる運命にある。
ちょっとべたつきが出て来ても使い続ければそのべたつきすらなくなる。大丈夫使えないわけじゃないんだ、
気にしないでそのままガンガン使い倒せばいいと思う。安いし。
ウォーカー25とウォーカー33の使い分け【比較】
ウォーカー25を使うのに適した人は
- 身長155cm~165cm程度
- 通学・通勤での使用【着替えは含まない】
- 日帰り~1泊程度の旅行【目安として】
ウォーカー33を使うのに適した人は
- 身長165cm~
- 通勤・通学での使用【体育着も入れられる】
- ジム通い等で着替えをシッカリ入れたい人【ズボン・Tシャツ2枚・下着類・パーカー】
- 1泊~2泊程度の旅行【目安として】
といった印象を俺は感じている。
もちろん人によって荷物量は違うし大きめのリュックを背負いたい......とかあると思うのであくまでも目安として見てくれ。
ヨッメのリュックはもうおばあちゃんみたいになって来ているので恐らく買い替えは近いんだけど、
買い変えるならどうするか聞くと「同じものが欲しい」と言ってるぐらいなのでこのリュックはファンになると人によっては一生モノになりそうだ。