以前の会社を退職して今の工場に勤めて約10年になる事が分かった。
思い返せば色んな事があって目まぐるしくあっという間に時が過ぎていった。そんなマッハで過ぎていった10年間の工場人生の中で「まじでコレやべぇ」「毎日コレだ」みたいなのを紹介できればと思う。
これに関しては色んなバージョンがあるので小出しにして工場シリーズにしてもいいかと思っている。
工場勤務で疲れ果ててる人はすこしでも「フッww」となってくれたらマンモスウレピー☆
異常な程に人が辞める

工場が悪いのか会社がブラックなのかもうよくわからんけど兎に角クソ程人が辞める。
会社に入りたてのと時は「辞めちゃうんすか.....どうして......悲しいっす.....センパイッ……」とかなってたんだけど、今は何の感情も起きなくなっている。「おつかれー!」みたいな感じになっちゃってる。もうバグってる。
ウチは入って朝礼での挨拶を済ませて午後に退社された方が最速だった。その後ろ姿は『R.Y.U.S.E.I』そのもの。
10年間で50人ぐらいの出会いと別れを繰り返した。まじで狂ってる。
それもそのはず新人を教育するプログラムとかが皆無なので現場ぶん投げ『後は見て覚えろスタイル』。入社して2日ぐらは「まず見てろ」という拷問に合う。普通の神経ならそこで辞めるべきなんだけど、
それを何とも思わない精鋭たちが先輩にあたるのでもうキチガイのオンパレードで最高。きっと僕もそのうちの一人のハズである。
直近の2,3人は思い出せるけどもうほとんどの人が思い出せない。お前らとの時間............忘れたぜ!!!
事務所の女性と現場の男がデキる

これもほぼほぼ1000000パーセントの確率で成立する。
というのも工場勤務の男と事務所の女性は基本的に決まった人間関係しか構築されないので自動的に視野が狭くなる傾向にあると思ってる。
コレが活発に出歩いて色んな人と交流する仕事なら違った思考回路になるんだろうけど、一つの箱に男女をぶち込むと容姿性格関係無しにデキてしまう。
といってもうまく行かなかった場合は地獄が待っている。慣れるまでクッソ気まずい感じになってバチバチに空気が仕上がるんだけど、そういった男女はまた同じ箱内で別とデキてしまう。
「知らなかったのは......俺だけかよ!!!!!!」みたいなカオスな状況が水面下で仕上がってたりするのでこれも工場勤務の醍醐味ってもの。
白ヒゲ「馬鹿なムスコをそれでも許そう」「みんな俺の家族だぜ……」
安全ヨシ!!とか叫んだ5分後に腕飛ばす奴がいる

「ご安全に」「安全作業絶対優先」「3Sの徹底」「安全憲章」などの旗やラミネート・テプラを至る所に張り付けて
朝礼で「ヨシッ!!!!!!!!!」とか大声で叫んだ数分後ケガして救急車に運ばれる奴が全国に多数いる。マジでカオス。
「おい....泣くな...男だろ」
「だって.....高橋さん.....!!!!」
「腕が!!!」
みたいなのが直近の災害水平展開で回ってくる。まじやべぇ【語彙力】
怪我を防ぐ為の「やってはならない事7か条」みたいなの読み上げさせられた5秒後に2.3項目破って怪我してる奴もいる。もう最高。
ルールは免許持って無い人が「制限速度40kmだから40kmで走りなさい」みたいな事言ってる状態。
皆いっつも70kmで走ってるんだけどそこは管理職も触れず、事故が起きた時だけ「何故40kmで走らなかったのか真の原因を追究する」とか言い出して報告が終わったら忘れてる。そんなもん。
どうしたら安全に70kmで走る事が出来るかは一切触れないのが胸熱。
未来ある若者よ!!!危ないから工場はダメよ。好きで働いてるんだったらいいけどね( ˙꒳˙ᐢ )
夏になると『熱中症注意!』と1万回ぐらい聞かされる

「お前ら水分補給してしっかり熱中症対策しろよ!!!」そう言って彼はクーラーの効いた部屋と帰っていった。
心配してくれてるのね、嬉しいです!!!気を付けます!!!!!
といってもスポットクーラーやファン付ジャケット・ネッククーラーの類を支給するわけではない。
朝礼で「今日も非常に熱くなります」と豪語している管理職とかいるけどそんなの全員知ってるで時間の無駄だったりする。これがまたおもしろい。
- 「冷蔵庫にアイス入っているぞ」→溶けてまた固まった超異型のガリガリ君【しかも知覚過敏だから食えない】
- 「塩飴舐めて対策するように!」→数年前のヴィンテージ物
- 「こまめに小休憩とって対策しなさい!」→1日あたりの休憩時間が伸びてしまって生産が遅れる。→「何故生産性が悪化したのかという会議が始まる」ワロス
- ウォーターサーバーの残量・紙コップが少なくなると誰も飲まなくなる←hot!!!!
- 休憩室が南極【魂の18℃設定】であまりの温度差に体調を崩す
沢山寝て沢山食べていいコンディションを作っとかないと結局熱中症とかになる確率は爆上がりするので、日々の体調管理に限りますね。
おじさんとおじさんがマジ切れしてるのが見れる

これは見ていてかなりキツイ。人生の先輩たちが本気でやりあっているのだ。
しかも内容を聞くと「はやくしろ俺が帰れないだろ」みたいな内容だったりする。もっと詰めていくと最終的には「俺をもっと楽させろ」って所に基本落ち着く。
職場での品質の向上や生産性の改善で情熱的になる人はいないんだけど、自分の負担になりそうな事が勃発すると急に情熱的になったりする傾向にあるのがまた堪らない。
中途半端にオートメーション化されていない工場は3K「汚い、キツイ、危険」と言われている現場なので不満もMAXになっているようだ。
たまに「こんな安月給でやってらんねぇよオラァ!!!!」「この会社のせいで俺の人生滅茶苦茶だぁ!!」とか叫んでるキチガイがいるんだけど、あくまでもこの職場を選んだのは自分なんだぞ☆
物事の原因をまず自分に落とし込めない奴が多いので基本カオス。
何故かデブとガリガリしかいない。あと色白。

これに関しては自己管理が出来ていないのかストレスで飯が食えなくなっているのかわかんないんだけど、マジで二極化していて通常体系と言われる人たちの割合が少ない。
収入が少ない為、食費を削るとどうしても炭水化物・脂質中心の生活になってしまうのか、もしくは現実逃避の為帰宅後酒に溺れているのかはわからない.....がとにかく不健康そうな奴が圧倒的に多い。
それに加えて一日の大半を屋内で過ごす為夏でも死人の様に肌が白い奴が多いのも特徴。マジで紫外線対策が必要ない。
仕事は遅いが帰宅はマッハおじさんが蔓延っている

2~3時間で終わりそうな仕事を4~6時間かけて行う事ができる時間調整のプロフェッショナルで、
昼食時間・休憩時間は一寸の狂いもない産業ロボットの様な正確な動きを見せるのが大きな特徴。
昼食後洗ったお弁当箱を3時の休憩時に念入りに拭き上げてマイバックに入れる行動もしばしば。休憩時間は「いかに自分がスムーズに帰れるか」という向上心に満ち溢れていて、素晴らしい段取りを見せる。
そして午後5時15分ぐらいからソワソワし出してやたらと時計を見るムーブに入る。人によってはトイレに行きつつ完璧な手洗いとうがいを済ませるムーブも見られる。
時は17:30分。タイムカードを切る動作はまるで手慣れた職人の技そのもの。
あらかじめ用を足しておき、完璧な段取りから流れるような動作で自分のバックを背負い、その刹那彼の姿を見る者は居ない。NINJA。
そのスキルを仕事に生かせば......と思うんだけど彼の心はもう此処には無いのだろう.....。
全て当てはまれば俺と同じ職場かもしれませんね。
現場からは以上です!ではまた!!