だんだん暖かくなってきたこの時期ではあるが、それは冷え性・末端冷え性の人には関係の無い話。
ちょっと油断すると足が氷のように冷えている人も多いのではないだろうか。
そしてそんな人の為にレッグウォーマー、足が冷えないなんとかソックス、ふわもこスリッパと数々の商品が出てきているが遂に僕の中で最適解をみつけたので是非紹介したい。
通気性が極悪のあったかスリッパは断熱性は高いかもしれないが蒸れて汗をかいてしまうと菌の温床になる。ふわもこ系は最初気持ちいいだけでが吸水性が悪く速乾性が無いしゴミを集めてしまう。
足が氷になる人は極論から言うとスクワット・かかと上げなどの軽い運動で脚に血行をしっかり回してしまえばいいのだが、今はいかに楽に動かず冷えの対策を行う.....という話ですすめていこう。
気付いたら足が氷、温めすぎると今度は汗をかいてしまうという難しい末端冷え性の最適解はコレだ。
モンベル W.I.C トレッキングソックス 【ウィックロン】

このモンベルのトレッキング用の靴下である。
トレッキング用の靴下と聞いて帰ろうとした人は少しまってほしい。
俺は雪国の秋田に住んでいる。冬はマイナス10度まで冷え込むし寒さは日本でも5本指に入る厳しさだと思っている。
色々試した結果辿り着いたのがあったかスリッパでもなければレッグウォーマーでも不思議な靴下でもなければモンベルのトレッキングソックスであった。
俺は超末端冷え性なのに汗っかきというめんどくさい体質である。着こまないと寒い、着すぎると汗かいて冷えるという八方塞がり系男子なのだが、まずはコイツで足元の悩みを解決することが出来た。
保温性が高いのに速乾性がえげつない

これはあったかスリッパでは到底辿りつけないであろう機能であり技術である。
このソックスは厚手なのに超速乾性で洗濯した後1時間半もすれば恐ろしい事に乾いているのだ。
足の冷えは血行不良と足汗の気化熱による冷えの2パターンがあると僕は考えている。
というのも氷の様に冷えた脚でもスクワットやジャンプ・かかと上げなどの運動を行って強制的に血行を促進するとどんな人間でも温まるはずだ。
だがしかしそこには大きな落とし穴がある。運動をする事で人間の体は発汗してしまうのだ。そして足の裏は一日200mlの汗をかくといわれている汗腺が密集した地帯である。
足に汗をかくことにより、気化熱によって足の温度が下がりまた血行不良を生じていつものループにハマってしまう事となる。
その水分をえげつないほどに効率的に乾燥させるのがこのウィックロンという素材である。
これは俺がいままで体験した事がないレベルでどんなシチュエーションでも靴下はサラサラしているのにしっかり厚手の生地で保温されていて究極にバランスがいいのだ。正直いつも履いていた綿やポリプロピレンやアクリルの靴下になど戻る事はもうできない。
底面の厚さが床冷えから保護してくれる

このソックスはトレッキングにてハードに足を使う事を想定していて底面が普通の靴下より分厚いのだ。
これは冷え性にはありがたい限りである。ただでさえ足先の血行が悪い種族なのに床から熱を奪われてしまってはダブルパンチなのである。その床冷えに大きく効果を出してくれるのがこのトレッキング用のクオリティである。
そしてただ分厚いだけだけの冷えない系靴下とは技術が違う値段も違うので厚さがあるから歩きづらいなんてことは一切なく、むしろ歩く事に特化しているソックスなので安心だ。
実際履いて歩いてみると足全体をしっかり包まれ、その上から丁度いい締め付け具合でズレ・ずり下がりが無くストレスが一切ない。褒めちぎる事しかできない。
クッション性のある底面なので靴のグレードがワンランク上がったと勘違いするほどに歩きやすさが向上する。
消臭効果・抗菌効果がすっごい

ウィックロンは靴下専用にモンベルが原糸から作り出した専用素材なのだが、
消臭抗菌作用もあるのでウィックロンに死角は無いようだ.....溜息がでるほどいい商品である。この商品に出会えてよかった。
「光触媒」にて抗菌防臭を行うそうだ。
光に当たることで、においの元を分解する「光触媒効果」を持った粒子を繊維に練り込んでいます。洗濯を繰り返しても消臭効果は衰えず、半永久的に持続します。
※一部、対応していない商品があります。
モンベル オンラインより
実際に俺の足は悲しいほどに臭いのだがこの靴下をはくと恐ろしいほどに防臭されて理解に苦しむレベルである。しかも家だけの使用なら3日ぐらい使用してもまったく匂わないので怖くなるくらいだ。
ちなみに会社の安全靴は生物兵器とも言われていた時期があったかが『白い粉』をキメる事で解決済みである。
性能〇耐久性〇値段✖ 価値◎

この靴下は1足あたり1650円するのだ。靴下界のベンツといった所か。
靴下なんて3足1000円だろ!という方が大多数だと思うし実際僕もそうなのだが、コイツは別次元。
足が冷えない系とかスリッパやハイソックスを買うより圧倒的にコスパがいいので説明したい。
まず靴下なので使用したら当然洗うので清潔である。スリッパとかを使うたびに洗う人はなかなかいないだろう。その時点で足に使うグッツとしては衛生面がいい。
またモコモコソックスや足が冷えない系ソックスは安価なウールが使われているので耐摩耗性が低く毛玉が発生してしまい製品寿命が短い傾向にあるのに高価。加えてフリーサイズとかいう舐め腐った商品もはびこっている。
それに対しモンベル製品すべてに言える事だが、日本人の幅広な足の形にフィットする様考え抜かれたサイズ設計となっている。また穴が開いたり薄くなりやすい箇所をしっかり把握して補強糸を縫い込む事で耐久性を上げている。
ズレないから擦れて薄くなりずらいし、負荷がかかる所はしっかりと補強さているのだ。しかも本気の登山のノウハウが織り込まれているわけだ。
実際2,3年履いても穴が開かないという話もあるし、俺のモンベル君もとてもじゃないけど穴が開くどころか薄くなる気配すらない。洗った後一切ヨレてないのが製品の強さを表している。
コスパ面でいうと3足1000円の靴下ではもって半年とかだろう。となると穴があいたらまた買いに行く手間、ストックすると重なって場所をとる、大した機能も性能もない靴下よりどう考えてもこの靴下をはいたほうがいい事に僕は気付いてしまった。ものの値段ばかり気にして価値に気づけていなかった。
二足で3300円なのだが、2・3年清潔に使う事ができて家の中でも外でもシーンを選ばず使える。高性能素材が汗冷えを抑え保湿してくれるのに超歩きやすいしかも抗菌防臭。これを買わない手があるだろうか嫌ない。
ちなみに俺はハクキンカイロとこのモンベルの靴下の二刀流で『薄着だけども暖かい』を実現している。
値段と価値
この製品はほぼ安売りをされていない。ネットショップを血眼になってさがしてもホントに無いから時間の無駄である。
当然だが価値があるものは値段が下がらないのだ。価値が無いものはドンキで価格が半額になるわけだ。
『あ~この前買った足が冷えない靴下2000円が800円になってた~』『あのぬくぬくスリッパ冬終わったら半額かよ』なんて値動きはないのでいつ買っても値段が同じなので得しかしない。
俺はこの靴下に値段以上の『価値』を見出している。足が冷えなければ体調もいいし、蒸れないので衛生的。この靴下を使わなければ冷えすぎて風邪をひいてたかもしれない。そして病院で診察して薬をもらってたら2000円かかるとして予防出来ているならこれがお得じゃなけれな何なのか。
下手な暖かグッツ・安靴下重ね履きより、W.I.Cトレッキングソックスを使って足もとを快適化して過ごしてみてはいかがだろうか。
足の冷えを抑える事でグッと毎日のパフォーマンスを上げられることはまちがいなしだ。