我らが自慢のあきたこまち。すぐ黄色くなるのが悲しいけど、粘り気と甘味はピカイチの秋田県を代表する作物だ。
俺もぼちぼち食べている。明太子やたらこ、焼肉のお供に....韓国海苔を乗せたら最高だ。おかわりカーニバルの開催である。
そこに秋系821【サキホコレ】なんて新種もリリースして消費の拡大を図っているみたいなんだけど、
秋田県農林水産業累年統計表(令和2年3月)のデータを見てみると残念ながら作付面積と収穫量は毎年着実に右肩下がりである。おそらくは作り手の不足と人口減による消費の低下もあるのだろう。
それだけではなくyoutubeをはじめとするIT化にて色々な情報に誰でもアクセスできるようになったおかげで消費者側も以前より賢くなってきている。
そこで知識を付けた健康志向な人が『白米』から遠ざかって来ている現実もあるのと思っている。今や白米・小麦・砂糖は白い悪魔3兄弟なんても言われている。
今回はここまで読んでくれて「え?白米って駄目なの?」って人に少しでも知識を広げてもらえたらいいなって思ってます。
ちなみに都道府県別の人口に対する糖尿病患者数を見ると秋田県はワースト5位です【厚生労働省より】
白米のGI値はかなりやばい
もちろん白米は食べる。美味いし何にでもあう。俺も大好きだ。
日本人は焼き肉がメインじゃくて、焼き肉と一緒に食べる『米』がうまいんだ~なんてよく聞く話だ。
でもちょっと待って欲しい。白米はその精製されているが故に吸収効率が良すぎるのだ。
そして玄米から白米に精製される過程で米は栄養価をほぼ失う。いわば俺たちが毎日食っていた『白米』はただ食べやすく加工された稲でいうところの『カス』の部分である(突然の過激派発言)
玄米の状態ではビタミン・ミネラル・食物繊維が豊富含まれているのだが『白米』に関してはほぼ炭水化物。
そして一番恐ろしいのがGI値である。このGI値が高ければ高いほど急激に血糖値が上がって血管にダメージを与えるのだ。
また急激に上がった血糖値を下げようと大量のインスリンが出る事で血糖値の乱高下が起こり眠くなる。こうした血糖値の乱高下を繰り返すとインスリン感受性が落ちてきて血糖値を下げる事が出来ず
血管にダメージを与え続け体にさまざまな合併症を引き起こす糖尿病2型の原因につながると言われている。
そして白米のGI値は88である。マジでやべえ。そりゃ脳にくるうまさよね。
GI値60以上が高GIと言われていて、チョコレートは91、キャラメルは86ぐらいとされている。いかに白米の数値がヤバいかがわかる。
白米だけの栄養価は低い
さきほど述べたように白米だけだとほぼ炭水化物なのでミネラルやビタミン類が全然足りないのだ。
おにぎり3つだけの昼ごはん。なんてのはもってのほかである。ダメ絶対。今令和。
しかも炭水化物を分解して体のエネルギーにするにも、その消化・分解の工程でビタミンやミネラルを消費するのでむしろ体の栄養素は不足する。
ご飯でお腹いっぱいにするという行為は自ら体の栄養不足を加速させる行為と言える。
一方玄米の方はGI値55という低GI食品かつ、ビタミン・ミネラル・食物繊維もバランス良く配合された超良質な食品となっている。
血糖値の上昇と消化も緩やかなので体に優しく腹持ちもいい。
できれば同じあきたこまちでも玄米をチョイスすると、病気や肥満から遠ざける事ができる。
白米を食べる際に気を付けている事
といっても白米を食べざるを得ないシーンは沢山ある。
そんな白米を美味しく食べる為にも食べる順番に気を付けてほしい。
とにかく血糖値を急激に上げない様に低GIのものから食べて順にGI値を上げていく。
まずは味噌汁、サラダ【野菜】、目玉焼き、肉、魚、豆類、キノコ、ヨーグルト【無糖】といった食品から摂取していく。
そして食事の中盤から後半にかけて白米等の高GI食品を食べていく。食パンやうどんも高GIにあたるので後半戦だ。
こういった順番を意識するだけで全然体への負担は違うはずだ。恐らく体感は出来ないと思うが、この積み重ねが3年後、5年後の自分を救う貯金となる。
毎回はめんどくせ~なんて思うかもしれないのでまずは思い出した時から実践してほしい。習慣になってしまえば勝ちだ。
俺はこの手法を続ける事で今年の健康診断オールAをゲットした。もちろん他にも気を付けている事はあるが、ご飯の際に気を付けている事ランキング堂々の1位だ。
白米を食べすぎてしまう人への対処法
俺の家ではもうここ一年ただの白米は食べていない。というのも、以前の食事を思い出すと食物繊維が圧倒的に不足しているのが分かった。
そこで対策として使っているのがもち麦と十穀米である。コイツらだ。
コイツを米に入れて一緒に炊くと栄養素をプラスした上に咀嚼回数が増え、さらに満腹度もあがる。
同じ量をたべて、栄養と満腹度があがるなら使うに越したことはない。
もち麦だとか十穀米だとかの品質に関しては正直あまりこだわってない。とりあえず入ってればOK精神。まずは始める事からだ。
使い方はただ入れてそれと同量の水を入れて終わり。このひと手間が生活改善の第一歩となるので是非やってほしい。
もちろん食べる順番も気を付けてほしいが、ちょっと卵かけごはんが食べたい発作に襲われた時、白米で食うよりは10倍マシだ。
糖尿病は貧困病と言われている
昔は糖尿病は贅沢病なんて言われていたが常識はもう変わったようだ。
糖尿病は栄養価が低くほぼ炭水化物の食品や大量の脂質という安い食材を大量摂取する事で引き起こす生活習慣病なのだ。
値段が安くて食べ応えがあっておいしい菓子パン総菜パンうどんラーメン、ハンバーガーに大盛無料のライス。
これらは何故こんなにも安いのか。それは価値が無いからである。栄養価の高い良質な食材を使用すると値段も上がってしまう。
炭水化物を質の悪い油で調理する事で徹底的にコストを下げて提供する。
そういった体を蝕む食材ばかりを食べていると将来、いや近いうちに食費で節約した以上の医療費を払う事になる構造になっている。
もっと栄養のある肉、魚、豆、野菜、海藻、発酵食品など食べよう。メインは米じゃない。こっちだ。沢山の野菜と赤身肉を買うのは贅沢なんかじゃない。
それが予防医療につながるんだ。予防医療に勝る医療無しである。
ちんなに安くても栄養価の高い食材は沢山ある。豆腐、納豆、鶏むね、アボガド、トマト、鯖、海藻、全粒粉パン.....とキリがない。そのあたりはまた後で紹介します。
あきたこまち。もちろんおいしいけど、食べる際には是非この記事の内容を思い出してほしいと思ってます。戸田でした。