タイトルの通りなんだけど、デンタルフロスはいい。というのも虫歯は隙間と付け根に出来るって言われていてその『隙間』をケアできるのはフロス・糸ようじだけだ。
ブラシではどうしても対策しきれないのが現状である。すきっぱ族なら問題ないんだろうけど問題は歯の密度MAX族である。
アメリカではFloss or DIe(フロス オア ダイ)?なんて言葉がある。直訳すると「フロスしますか。それとも死にますか」なんて言葉まである。ん~攻撃的で好きだわ。
それほどに歯科先進国ではブラッシング後にフロスをする文化が根付いている。
実際のフロスの使用率というと日本が20%に対して海外(アメリカ・ドイツ・スウェーデン等々)では70%と言われいていて、いかに日本のオーラルケアレベルの水準が低いか分かる。
俺はフロスを使い始めて約5年くらいになるんだけど今ではコレが無いと歯磨きも食事も終わる事が出来ない体質になってしまった。
デンタルフロスとは
皆が良く見た事がある糸ようじと言われるタイプと巻き取りタイプのフロスがある。
コレが良く見るタイプでY字のものとF字の物がある。
手を汚さずに汚れをとる事ができるので入門におススメである。
お手軽なぶん少し角度をつけたり奥の奥にぶち込みたい時などテクニカルな使い方をする際に力をかけずらいのがデメリット。
そしてコイツが巻取式のデンタルフロス。
最強オブ最強。
口の中に手をぶち込んで使用しなければならないので、衛生面的に苦手な人はいるかと思うが使いこなせば口の中を縦横無尽に洗浄できる。
最初は使い方にクセがあって自分の好みのやり方を見つけるまでは「あ~やりずれ~」なんて思うし、唾液べろ~んなんてなるかもしれないけどそれは登竜門。
圧倒的にオススメ。というかいずれはこちら側に来ると思うので最初から苦戦しながら使用してもいいと思う。
初・中級者~超上級者向けではある。
歯磨きだけでは汚れは十分に落ちない
こんなフレーズはどこでも聞いた事があると思うだけど、これは残念ながらほんと。
ブラシだけでは歯の表面だけしか磨く事が出来ないので絶対に隙間の汚れを取る事は出来ない。
そこでデンタルフロスもしくは糸ようじを使う事で歯垢除去率の底上げができる。
ちなみに一般的に歯ブラシだけでのプラーク除去率は60%と言われている。そしてフロスを使う事によって80%ぐらいまで除去率を高める事が出来るのだ。
ならばやるしかないであろう。最初は少し面倒だったり難しいなんて感じるかと思うが使いこなせば口内環境は前より20%良化させることができるぞ。
使い方は簡単。でもクセがある
Y字フロスやF字フロスは簡単。突っ込んで左右に動かしながら抜くだけだ。それを繰り返していくだけ。
しかし狭すぎる所は無理くり入れると抜けなくなってしまってハサミなど使う羽目になるので気を付けよう。
というのもフロスは水分を含むと糸が膨らむ素材のものが多い。膨らんで表面積が増える事で更に汚れを取れる様になるってわけだ。
それがY字だと抜けなくなってしまう原因になりかねないのだ。
フロスを顕微鏡カメラでとってみた。すんごい細い繊維の集合体。こりゃ絡め取れるぜ。
そしてデンタルフロスの方はというと、
左右の指に2.3周巻き付けて真ん中の糸を引っ張りながら歯の隙間にぶち込む。あとは同じ。慣れれば簡単。
というかデンタルフロスの詳しい使い方は歯医者のホームページとかYoutubeを見たほうがわかりやすいと思う。
いざやってみると最初は力加減がわからず出血させてしまう事もあるとは思うが奥まで突っ込んで引き抜いた爽快感はもう新体験だぜ。ちなみに抜けなくなってもどちらかに引き抜いてやればいいので問題なしだ。
指でピンと張ればそれはもうピアノ線かというほどにテンションをかける事が出来る。そうするのY字ではいけなかった歯茎のぎりっぎりまで攻める事ができるので収穫もごっそりだ。
そしてこのデンタルフロスは色んな角度を付ける事が出来るので歯の隙間にいれて45℃ぐらい捻りながら...引き抜く!!みたいな事も簡単にできるので、これでもかというぐらいに食べカスを駆逐できる。
まだ使っていな人は是非使いこなしてほしい。
ちなみに俺がメイン使っているデンタルフロスはコレ。やっすいのでガシガシ使える。気になったら4個買いでOK。いずれ無くなる。
『科学的根拠は無い』みたいな記事がある
どんなにものでも何故かこういった記事は一定数存在する。
というのもアメリカで2016年に『現在のデータではデンタルフロスが歯周病・虫歯予防効果を実証するのはでは難しい』といった記事を出したからである。
といってもまあ5年前だからこれも古いデータなんだけども、これは集計元でデンタルフロスが当たり前すぎてデータが不十分だったが故に実証できなかったってだけで、これから証明されると祈ってる。
実際に使うと糸に歯垢が付いているから取れてるし、奥に入ってしまったネギやメンマ、よくわからん食べカスがポロポロ取れる時点で歯磨きで取れていな汚れが取れているんだからいいじゃない。
そしてその食べカスは臭いも発生するので口臭の改善にもつながっているわけだ。最初は出血していたけど今じゃ何をやっても血が出ない。歯茎が引き締まってるって事だ。
記事のタイトルで「デンタルフロスは意味なかった?!歯科先進国アメリカで発表」みたいな記事があるけど、タイトルだけ見て鵜呑み絶対ダメ。
予防医学こそが全て
世の中には美味しい食べ物に満ち溢れていて体1つじゃ足りないくらいに『食』が発展している。
今美味しく食べれているのはしっかりと歯があって、体が健康だからである。
コレが欠けると今まで色鮮やかに見えていた世界が急に白黒に見えてしまうだろう。
そして食べる事が出来ないと人間は生きていくことが出来ない。物を食べるという工程は人生で一番大事なのだから、入り口の『歯』にはしっかりと手間をかけてほしい。
フロスを使って少しでも虫歯になる可能性を下げた方がいい。それが歯磨き後のプラス1分で出来るのでやってない人は今日からすぐにやるべき。
虫歯になると予防にかけた手間とお金以上の沢山の物を失う。医療より予防にお金をつかおう。