ハクキンカイロのメンテナンス～火口復活～マジックリンで寿命を延ばす【非公式】

マジでハクキンカイロは最高。

降雪前ギリギリの凍死ツーリング・ほぼ外気温のクソ寒工場での８時間を超える作業・早朝の凍える寒さが肌に突き刺さる車の雪寄せ時、俺のポッケには常にハクキンカイロがいた。

このクソ寒い秋田県での１１月～４月を乗り越える為の相棒を今年もメンテナンス【※延命】してあげる事にした。

ちなみに公式サイトでは１シーズンごとの新品交換が推奨されている。

非公式の作業なので保証は何もない。この火口洗浄をやる際には自己責任で頼む。

今年もハクキンカイロの季節がきた。暖かさは最強の火傷級。

続きを見る

火口【プラチナ媒体】が汚れてくる事で性能が落ちてくる

ハクキンカイロは使用を繰り返す事で火口（先端のフワフワしたやつ）に煤が溜まって黒くなってくる。

汚れが溜まってくると

• なかなか着火しなくなる
• 着火しても温度がぬるい【余裕で手で持てるぐらい】
• 途中で立ち消えしてしまう

といった問題が多発する。

朝パパっと付けてさっさと家出たい時に中々着火してくれないとマジでストレス。ブチギレまである。

よし！フタ近づけると曇るしコレはいっただろ！！と思ってトイレに籠った後に歯磨きを済ませハクキンカイロを触ってぬるかった日には布団に投げつけるまである。

こんな悲しい事件を減らす為にも1シーズンごとに火口を交換してあげるべきなんだけれども、純正品は１個１０００円とちょっとお高め。

そこでダメになった火口を「なんとかもう少し延命したい」「替えの火口はあるけど復活できるならやってみたい」という人は今回の復活法を試してみて欲しい。

今の火口の状態はこんな感じ

より黒ずんでる3年生が俺のでちょっと汚れているのが2年生がヨッメ用。

表面のプラチナ媒体【フワフワ】に黒い煤の被膜【コーティングみたいな感じ】が出来てしまっているのでとにかく反応が悪くなってしまっている。

真っ黒の方はとにかく着火しない・付いてもなんだかぬるい状態で使うに堪えない。

通常なら「寿命か....」となり新品と交換すると思うんだけど、マジックリン洗浄を行う事で胃ろう老人のごとく延命に延命を重ね現在の火口は３年生。もはや不死鳥である。

正直本来の80％ぐらいの性能になっているので流石に......という気持ちがあるけど普通に使えてしまうのでなかなか交換時がわかんなくなってる。

マジで今年こそは新品の火口を購入する予定【※未定】

用意するものはマジックリン・小さい容器・つまめるもの

この三点セットで俺はいっつもやってる。

マジックリン・食い終わったジャムとかプリンの容器・ピンセット。

一番重要なのはマジックリン。これだけ。ちなみにマジックリンじゃないアルカリ溶剤で行っている人もいるけど俺はマジックリン一択。

ジャム瓶みたいな細い容器が準備できなければ容器なんてマグカップでもなんでもOKだと思います。

ピンセットはただ火口を掴めればいいだけなのでラジオペンチでもプライヤーでもなんでもOK。なんならビニール手袋でもOK。

これさえあればすぐ出来る。大体洗浄にかかる期間はゆっくりコースで大体二日間。最短コースだとだと漬け置き30分・流水3分・ドライヤー乾燥5分の約40分コースでもいける。

試運転で調子が悪かった時に捨ててもいい個体でやってみるといいです。

火口をマジックリンにドブ漬けして洗浄する

まずは適当な容器に火口を入れる。

基本的に火口は素手で触ってはいけないので【※皮脂をなるべく付けない為】一応フタで掴むかピンセットで掴んであげよう。

あとは容赦なくマジックリンの原液を注ぐだけ。

こんな感じでマジックリン漬けにすればOK。そして状態で時間約8時間ぐらい放置します。

別に３０分でも２４時間でも効果はそんなに変わんないと思うけど、俺は寝る前に漬け込んで朝まで放置なので毎回８時間ぐらい。これで失敗したことは無い。

注意して欲しいのが汚れを落としたいが故にシャカシャカ振ったりするのはあまり良くない。

ただひたすら付け置きして汚れを浮かすイメージ。衝撃を加えすぎると繊維がほぐれて使い物にならなくなった事が1回あった。

朝になったので救出してあげます。

そしたら優しい流水でしっかり洗い流してあげるだけ。ここでちょっとでもマジックリンが残るとダメなのでやりすぎなぐらいしっかり流すのがいいです。３分垂れ流しとかでOK。

あんまり強いパワーで流すと中のフワフワが一緒に流れていってしまうので本当に優しく流してあげよう。

綺麗なタオルやぺーパーに乗せて２４時間乾燥させる

流水でしっかり洗剤と汚れを落としたらあとは自然乾燥を行う。

直ぐ使いたい場合はドライヤーやストーブ・エアコン直下で強制乾燥させる事もできるけれども今回は急いでも無いしめんどくさいので自然乾燥。

しっかり乾燥させる事でマジックリン洗浄の効果を最大限に発揮出来るのでここは慎重に行きたい。

俺の経験上この乾燥時間をケチるとろくなことが無い。たっぷりしっかり乾燥させてくれ。

んでコレがマジックリン洗浄を行った後の火口。

明らかに白くなった上にステンレスがピカピカできれい。

マジックリンとチョロチョロ水でなるべく刺激を与えないように洗浄できたので繊維のほつれやボロボロになる感じは無し。絶対に成功した。

一応３年生の胃ろうおじいちゃんで着火テスト。

１秒着火。不老不死おじいちゃん。なんらかの力で10代に戻ったようだ.....。

あとは復活したハクキンカイロであったまるだけ

わかりやすいように暗所で少しシャッタースピードを下げて撮影していますが、超赤々しく反応している。すごい。

というかファッ○ンホット。クソ熱い。

なんだか2年目より3年目の方が元気になってしまった。不死身すぎる.....一体コイツはいつ捨てればいいんだ........。

新品まではいかないけど素手では持てない程にアッチアチになりました。今年も新品は買わなくて済みそう。でもいい加減今年中に成仏してくれよな。

しつこいようだけどあくまでも素人メンテナンスで公式では１シーズンでの交換を推奨している事は念頭に置いて欲しい。

まずは新品の替えを用意してからが一番安全なので保険に購入しておくことを強く勧めたい。

NANGAオーロラダウンの最強性能で寒い雪国の冬を乗り切る

続きを見る

ネイチャーハイクのダウンパンツがクソ暖かい【ダンゴ虫コスプレ】

続きを見る

電気毛布は電気代・ガス代高騰の救世主になるかもしれない【安くて幸せ】

続きを見る