やってない人界隈で延々と話題になっている『ふるさと納税』だけどみんなはもうやっているだろうか。
俺は「よくわかんないし手続きとかあるんでしょ....」なんて言いながら2021年頭に初めて重い腰をあげて実行してみた。そして喜びと共に激しく今までやらなかった事を後悔している。
ただのお得なサービスで使う側からしたら2000円を払って大量の返礼品を貰うだけの現代の錬金術である。こんなヤバ過ぎる制度が2008年から始まっていたにも関わらず、13年間『知らなかった・めんどくさがった』為だけに俺はもらえたはずの約36万円分の返礼品をドブに捨ててしまった。ほんとに悔しい。
そんなお得制度を知ってても使えない『でもでもだってだってお化け』さん達にこれ以上被害者が出ない様にふるさと納税のヤバさとやり方解説です。
ふるさと納税はただの税金先払い制度
ふるさと納税に対してどんなイメージを持っているだろうか。
俺は他県にお金を振り込んで、それに見合った返礼品が来る。その代わりに年末調整とかで色んな書類を作成しなくちゃならないめんどくさい制度というイメージがあった。
んで実際やってみたらアホみたいに簡単でマジで膝から崩れおちた。書類作成に拒否反応起こしてる場合じゃない。クソっ.....何故今までやらなかったんだ!!!
そして制度の内容も実質ただの住民税・所得税の先払いをしているだけ。
自分の年収によって納税できる金額が決まっているので、ふるさと納税限度額シミュレーターを使って納付できる額を確認してほしい。
仮に限度額が3万円だったとしたら、3万分の納付を各自治体にする事で色んな返礼品が送られてくる。そして来年の住民税・所得税から2万8000円分が控除される。
なので実質2000円で色んなものがもらえるよーってだけ。ただそれだけなんです。
会社勤めの人はワンストップ特例がおすすめ
とにかく新しく書類が増えるのって蕁麻疹が出るけど、ワンストップ特例制度はマジでおススメ。この制度は
- ふるさと納税の納付先が5個自治体以内
- 確定申告や住民税申告をする必要のない給与所得者等であること
が条件だ。クッソ簡単に書くとふるさと納税先が5か所以内で会社勤めで税金は年末調整でぜーんぶ会社がやってくれるよー!って人が対象。
自治体にふるさと納税を行う際にワンストップ特例を使用するにチェックをいれるんだ。そうすると「ワンストップ特例申請書」が送られてくる。それを記入して後は郵送するだけだ。もちろん封筒や切手も要らない、返信用の封筒と一緒にワンストップ特例申請書が送られてくるから大丈夫だよ。
あとはマイナンバーカードの裏表のコピーをコンビニプリントして同封してやればOK。マイナンバーカードが無い人は運転免許orパスポートのコピー+マイナンバー通知カード等の組み合わせで代用できるぞ。組み合わせの例はふるさと納税ワンストップ特例制度入門ガイドを参考にしてほしい。
マイナンバーカードをまだ作ってない人は持っていた方が便利な手続きが増えてるのですぐに作る事を推奨する。
ワンストップ特例申請書の郵送【2021年分なら2022年1月10日必着】が終わったら後はやることはなんもない。来年の6月からの税金が安くなる(控除される)だけである。楽勝だぜ。
会社勤めでも確定申告を行うケースもある
それがふるさと納税の納付先が6自治体以上の場合だ。5自治体以内ならワンストップ特例制度でいいんだけど、納付先が増えると会社員でも確定申告が必要になる。
確定申告という言葉を聞いて帰りそうになった貴方ちょっと待ってちょうだい。
令和4年の2月から楽天ふるさと納税で6自治体以上を一つのデータにまとめてくれる神サービスが開始するのでコレを使う事問題はだいぶ楽になる。
楽天ふるさと納税を使って6自治体以上に寄付した会社員の手順.....
- 6自治体以上に寄付を行う
- 寄付金受領明細書を1つにまとめたデータを楽天からダウンロードする
- コンビニもしくは自宅プリンタで紙で印刷
- 住んでる地区の税務署へ郵送でOK
これの他にスマホで完結する方法もある。準備するものは
- NFCに対応したスマホ
- マイナンバーカード
- 源泉徴収票
この三つを用意すれば申請する事ができる。ちなみにNFC対応スマホかどうかはアンドロイドならホーム画面で上から下にスライドしてwifiとか画面の明るさを調整できるショートカットをだしてその中に「NFC」があるかで判断してくれ。もしくは設定アプリの中にある。iPhoneなら7以降なら全て対応している。
あとは国税庁のホームページの手順に従って手続きするだけだ。
田舎に住んでようがふるさと納税をする理由
今自分が会社員だとすると毎月給料に応じた額の税金が必ず引かれていると思うんだけど、ふるさと納税をしていない人はただ引かれて無くなるだけなんだ。
ふるさと納税は自分が秋田県に住んでいても秋田に納税する事もできる。米とか酒とかうどんとか肉とか大量に2000円でもらえる。
もちろんどの都道府県に住んでる人も皆一緒。自分が住んでる自治体に「自分でふるさと納税をする」という手続きをするだけで返礼品がもらえてしまうのだ。これを聞いてどう思っただろうか。賢いあなたなら「私はなんてもったいない事を.....」と気付いたはず。
他県に寄付する事で多種多様な返礼品を受け取る事が出来るんだけど、「私は秋田に住んでるんだら秋田に納税したい」という気持ちもしっかり通す事ができる。ただやらないと何も得られずやってる人と知らぬ間に差が開いていく。そんな知らないと残酷なシステムがふるさと納税なんだ。
実費2000円で2000円以上のアイテムをゲットできればそれだけでOKなんだ。都内じゃなくても田舎でも部落でも集落に住んでようがまずはふるさと納税やってみよう。
俺が2021年にふるさと納税した自治体【オススメ】
俺は秋田に住んでいるけど残念ながら今年は秋田には納付していない。単純に魅力的な返礼品が無いからだ。
最近は秋田市が悪魔に魂を売って秋田に全く関係無い「牛タンスライス1kg」とか始めてランキング上位に入っている。安定のアメリカ・アイルランド産を秋田で切っているだけなのでなんの関連性もない。ただ今牛タンが100グラムあたり600円とかになっているので22000円寄付で6000円分の返礼品と考えると還元率は割といい。
面白いから来年度の寄付候補に入れようと思う。とりあえず俺が2021年にふるさと納税したのは以下の4自治体だ。
山梨県忍野村 ミネラルウォーター48ℓ
信じられないコスパをたたき出すのが山梨県のお水である。
12,000円の寄付で500mlのミネラルウォーターが96本が来る、一本当たり50円と考えても還元率40%の掟破りのコスパである。水道水でいいよって人はおすすめしないけど、水を買っている人からしたら破格である。やっぱり小分けの500mlミネラルウォーターが沢山あると便利。超おススメ。来年も買う。
岩手県花巻市 牛タン1kg
俺が購入した時は12000円の納付すれば牛タン1kgだったんだけど今は20000円の寄付になった。輸入牛の価格高騰が起こっているので仕方ない。
家とキャンプで食ったけど普通に美味かった。厚切り牛タンは正義。もちろんこれも秋田市のふるさと納税と同じアイルランド産だ。
花巻市は20000円で牛タン1kg、秋田市は22000円で同じく牛タン1kg。もうここですら負けている。ここの2000円は愛で埋めるしかない様だ。
宮崎県都城市 バイオポーク5kg
最強。家計を助けてくれる最高の返礼品。15000円の寄付で冷凍豚肉5kgだ。しかも250g×20に個包装してある。
普通に5000円分の冷凍豚肉のストックなのでこれほどありがたいものは無い。これも来年買う候補大。
というか都城市が令和2年度のふるさと納税ランキング1位だったようだ。こりゃ納得だわ。とにかく豚肉のラインナップが沢山あるので好きなの選んでくれ。
和歌山県海南市 蔵出しみかん6kg
これは俺がみかん好きなのでコスパとかは関係なしに注文。甘さと酸味のバランスが最高でした。白い粉が付いてて「なんぞ?」ってなったけどしっかり説明書も入っててよかった。超好印象だった。
5000円の寄付でLLもしくは3Lのみかん6kgだから結果的に還元率はかなり高い。やはり高コスパ。
楽天カードを使って楽天ふるさと納税を使うのが最適
ふるさと納税をするサイトも色々とある。
さとふる、ふるさとチョイス、ふるなび.....とか似たようなのが沢山。サイトによっては扱ってない返礼品があったりなかったり。
色々血眼になってコレがある、コレが無いとか調べるよりまず始める事が大事だから俺は楽天ふるさと納税でOKだと思う。
というのも楽天ふるさと納税は「楽天カード払い」を使って納付することでポイントがゲット出来てしまう。これはまじで恐ろしい。
納付額が30000円だとすると来年は28000円控除されるわけで実質負担2000円までが最初にした話ですが、
3万近く寄付すると日によっては2000ポイント以上もらえるのがザラにあるので【お金が増えた上に返礼品がもらえる】という意味不明な状態なる。
なんでこんな恐ろしい事が成立してるかは分かんないだけど「無」からお金と返礼品を生み出す現代の錬金術なので是非活用してください。
これを機に何も知らずに損し続ける人が一人でも減ってほしい。