オカムラのシルフィーが我が家に来て三年間たったよ！！というお話です。
性能にはマジで何一つ不満は無かったんだけど、俺のお部屋改造によってデザイン的に置けなくなったので嫁にお下がりとして納品した。
シルフィーは尖った性能は無いけど数あるデスクチェアの中で全員から80点をもらえる万人受け神チェアだったと思う。
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オカムラシルフィーは高級チェアの中でも価格は安いのにマジでしっかりしてる
まず俺が購入したオカムラのシルフィーは安い。【※デスクチェアとしては】
主要デスクチェアの価格を見てみると
| チェア | 価格【定価】 |
|---|---|
| オカムラ・コンテッサセコンダ | 268,510 |
| ハーマンミュラ・アーロンチェア【アルミ】 | 286,000 |
| エルゴヒューマン・プロ2オットマン | 227,700 |
| オカムラシルフィー【フルスペック】 | 176,990 |
| オカムラシルフィー【最低限装備】 | 129,800 |
この様な価格帯になっていて上位モデルに比べると半額近い価格で売られているのが分かる。
といってもネットで注文する人が多いと思うので実際は定価の8～7割の値段で購入できる。そうなるとシルフィーは10万円を切ってくる。コレは高級チェアの中では優しめプライス。
さらにこだわりが無ければ「中古」という選択肢も出てくる。
ヤフオク・メルカリ・ヤフーフリマの個人売買からオフィスバスター・オフィスアイディアといった業者も溢れかえっている。
正直高級チェアは10年以上使う事を想定して作られているので5年落ち程度だったら余裕で使えてしまう。あとは色落ち・色褪せ・キズ・クッションのへたり・衛生面あたりを受け入れられるかで決まる。
「俺は全然気にしないぜ！」という方は中古を選べばいいし、「長く大事に使っていく」という方は新品でいいと思う。
シルフィーを中古で購入して3年使った感想【非常に優秀】
俺のシルフィーは50,000円程度で購入。不人気色なので安すぎる。詳細スペックとしては、
- 2015年製
- ハイバックモデル
- 自在アームレスト
- ジャケットハンガー
というモデルである。多分新品で購入すると当時価格で13万ぐらいはしたんじゃないだろいうか。
そこから3年間毎日使って現在は製造から9年目となるが「マジで何一つ不調が無い」なんならあと10年使えるんじゃないかってオーラを醸し出してる。
一応シルフィーの対応年数は8年程度との目安があるんだけど、あくまで目安。軋みも無いしガタつきも無い。本当に優秀な椅子。
購入当初からスレ傷は各所にあったけど使用に関しては全く問題なし。色々調整出来ても結局は自分に丁度いい所みつけたらそこから動かさないですしね。
これで数万円引きはアツイ。すぐに食いついちゃう。
見た目は完全にオフィスチェア。事務所に沢山ありそうな感じ。
会社
ん～～会社。
これに関しては俺が「あまりにも会社っぽい色」を選んだから悪い。恐らく生地が黒とか真っ白とかだったらもうちょっとオフィス感というかなんというか....
ここまでダサ椅子感は醸し出さなかった。どうりで激安だったのも納得しちゃう。
フレームがプラスチック製なのでハイグレードチェアの高級感や煌びやかさは無いものの実用性は抜群。雑にガツガツ使える感じがたまらない。
座面が広い上に高級ウレタンクッションの座り心地がめちゃくちゃいい。
座り心地は最高何一つ文句なし。フワフワすぎず、固すぎずすごくいいクッション性。なんかに似てるなと思ってたら俺の使ってるリストレストだ。
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FILCOのキーボードレスト”マカロン”が汗っかきにピッタリ。多汗症に是非。
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そして後ろに倒していくとこんな感じ。ヘッドレストが無いので全く首を預ける事が出来ない為只々に辛い。よくこの体制になる人はヘッドレスト付きのほうが絶対にいい。
なんとか首を乗せたい場合はハイバックだけ出来る禁じ手がある。
腰を突き出す。あー気持ちえ～ってなる反面、腰が部分的に浮いてしまっているので長時間やると腰が爆発するので要注意だ。
しかしちょっと伸びるくらいだったらこの使い方でも「問題ないでしょ！」っておもってる。
このウレタンクッション座面が本当にいい仕事をしてくれる。メッシュタイプかウレタンクッションタイプのどっちがいいかという戦いに終わりはないんだけど、
初めて高級チェアに手を出す人は絶対にウレタンクッションタイプ【座クッション】の方がいいと思う。
メッシュに比べて圧倒的に体圧分散が効くので最高の座り心地。ケツが本当に痛くならないし腰痛予防にもなる。
オカムラ特製の部位によって硬さ違うクッションがケツと腰と背中をしっかり労わってくれる。ちなみに座クッションは夏はちょっと蒸れるけど、冬は暖かい。
ちなみにオカムラのウレタン座面はコンテッサだろうがなんだろうが全部同じ。なら安いシルフィーでいいね。後はデザイン料。
背面は弾力のあるフレームに布メッシュ素材で通気性は抜群。文句なしの品質。9年使っても伸びとかほつれがないのコレどうなってんの。でもデザイン的には背面メッシュの方がカッコいい。
前傾モードで戦闘態勢に入る事ができるけどこれは微妙。
これが前傾姿勢の戦闘モード。
約10°前傾するのでキーボードを打つような前のめりになる作業で役にたってくれる。いわゆる戦闘モードである。
実はパソコンに本気で向かっている時は背もたれを使っていない事に気付いた。
普通に作業してるとこんな感じでスペースが出来るんですよね。ここで前傾モードを使う事によってPC作業時の正しい姿勢をサポートしてくれる。
ピタッと背面がくっ付くようになる。これはいいっちゃ良いんだけど、俺はあんまり使わなかった。
傾斜10度はちょっときつい。背面がに角度が付くだけだったらいいんだけど、座面もちょっと前のめりになるので靴下・フローリングだと滑って踏ん張りがきかない。
あと前のめりになり過ぎてしまうのでツルツルした素材のズボンをはいてるとそのまま滑り落ちて行くので要注意だ。
広い座面を生かしてリラックス【堕落】する事も可能。もはやネトフリ視聴モード
この椅子の最高にオススメできるポイントは最大まで座面を前に持ってきた時の圧倒的な広さ。やばい。
しかもこれメッシュ座面とちがって全てのフチがモチモチしてるので足が当たって痛いという場所が一切ない。ということで
最高にあぐらがあきやすい椅子という事にもなる。こうなってくると座布団モードになってしまう。もちろんデスクチェア【ワークチェア】なので使い方は貴方にまかせます。
調整ヶ所が少なくてとてもシンプル
調整もシンプルで最低限揃ってるから問題ない。むしろ最近の椅子は調整ヶ所を覚える作業から始めるレベル。
椅子の上下とリクライニングの硬さ調整ノブ。回せば硬くも柔らかくもなる。十分。
座面の前後移動。これであぐらモードにできる。手前のノブは前傾・リクライニングのロック。3年間使ったけど、いまだに「アレ？」ってなるから相当使わない。
腰のアーチ調整。大柄な人も小さな人もこのレバーで背中の位置を合わせる事ができる。これも買った初日に調整し終わって今日3年ぶりに触った。
これだけ。必要十分かつ、意外と調整出来る場所に関しては固定位置が細かく刻まれているのでここは「さすがです......」としか言いようがない。
上下位置調整のガスシリンダーは流石に油汚れが出てくるのでふき取った。
足も欠けたりローラーに引っ掛かりも無くスムーズに稼働している。フレームのアルミは掃除をしな過ぎて流石に曇ってきた。磨けばビッカビカになるコレは。
座面だけじゃなくて足回りもマジで頑丈。ほんとにすごい奴だよ、コイツは......。
高級チェアはリセールバリューを考えると中古でいいんだけど、それ以上に新品でもいいメリットがある。
実際に中古で購入して5万円で購入した物を今実際に売ろうとするとオークションサイトで頑張れば2～3万程度でいけそう。
でも思った、個人売買で発送する難易度がレベル鬼。だからといって業者に回収させると5000円の値段が付くかどうかも怪しい。たぶん付かない。
もちろん頑張ればできない事はない。絶対に出来る。だけど丸一日潰れる上に労力がマジでエグイ。
↑オフィスチェアを個人で売るという事はこれを作らなければいけない。
- 分解【ガスシリンダーを抜くのが鬼】
- 出来る所まで清掃
- 部品ごとにプチプチなどで梱包【足とかは突き抜けやすい】
- クソデカ段ボールの用意
- 佐川の集荷依頼
これらの出口を考えるといくらリセールバリューが良くて中古市場が活発だから......。とも言い切れない気がする。
俺は嫁にお下がりとして横流ししたけど、売る時のシュミレーションをしただけでマジで骨が折れた。
ならば最高に状態のいい中古、もしくは新品で購入してしまって10年間を共に戦うっていう選択肢でいいんじゃないかなって思ってる。
リセールバリューが良いいのは「最悪売ればまずまずの金になる」ぐらいの温度感にしておいてまずは絶対に不良品・欠陥品を引かないというのが大事かなと思う。
そういった面では個人でどう使われたかが分からないものや業者が大量買い取りしてガサツな管理・パーツの使い回しをされた不安要素MAX椅子を買って長い間を添い遂げるのは得策ではないと思う。
どちらにせよ此処はお財布と相談する所。俺はシルフィーを横流ししてエルゴヒューマンプロ2を新品で購入した。新品の彼とともに生きて行く事を決めた。
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