ず~~~っと気になっていた秋田の超名店。ついに行けました。
秋田のラーメンを語る上で絶対に外す事は出来ない秋田市役所裏、山王の名店【麺屋theさとう】。
正直震えた。今までこんなに素晴らしいラーメン屋さんがあったのに食べログのランキングに入って無い店にはあまり行かなかった自分を必要以上に責めたい。
桜木屋・伊藤・竹本が美味いのはモチロンわかるんだけど、ウワサで聞いた美味い飯屋は最高だぜ。
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【2021年】 秋田ラーメンランキング1~10位まとめ【ラーメン総選挙】
食べ〇グなんて情報操作の塊みたいな気がしてきた。美味いのはわかるけど、ある程度の水準を超えた瞬間後は自分の好みって事ですな。
【麺屋theさとう】場所と駐車場を確認
秋田市役所の裏路地にこの名店はひっそりと構えている。
駐車場は2台止めれるかどうかというレベルでマジできっついので市役所に停める事をお勧めしたい。
見た目は現代風では無く『古き良き』といったイメージを感じる店構え。
そして駐車場はというと、
なんとこのお店の前である。マジでカオス。やべぇ。本気出せば2台停めれられるか.....!!???といった感じ。
お店の中は非常にわかりやすい構造
昔ながらのカランコロン音がなる扉を開けるとそこにはこれぞ『ラーメン屋』が広がる。
入店してすぐに右側にアルコールと手洗いスペースがある。
そして左手には子上がりが2卓、正面にカウンター席が4席となっている。最大の収容人数は12人ぐらいである。
また順番待ちの椅子もあって2人ぐらいは店舗内で待てる感じだ。
俺が行ったのは日曜の閉店間際ではあったんだけど6人程お客さんがいた。
子上がり席はこんな感じの配置になっている。シンプル。
カウンター4席の奥にはもう次来た時注文するラーメンを考えされるメニュー板が置いてある。
建物は古くても清掃するべき所はしっかり手入れされていて非常に好感をもてました。
気取ってない感じが一人でも入りやすくて、実家の様な空気感を醸し出していて俺はマジで好き。
麺屋theさとうのメニューをチェック
注文は券売機にて行う。ちなみにこの券売機はかなりクセがあるので要注意だ。
紙幣のみで小銭を使う事が出来ない。なので1000円投入して850円のラーメンを発券したら約5秒以内に150円以内のトッピング等を注文しないとお釣りが帰ってきてしまう。
その後50円の卵を券売機で購入しようとすると1000円以上の紙幣をいれないといけない鬼仕様となっている。
もちろんマスターに口頭で注文して小銭払いも出来るが、苦手な人はあらかじめ決めておいて券売機で北斗の拳だ。
そしてこれがメニューとなっている。今回は欠番となったが
商品名 | 価格 |
---|---|
土鍋ごはん | 200円 |
温玉おかかご飯 | 300円 |
温玉おかか豚ご飯 | 400円 |
といったご飯ものある。またコロナ禍の影響で酒類の提供を辞めていると思うが、以前はエビスビール【水菜+鳥チャーシュー+煮卵】が500円でのサービスセットもあったそうだ。
そしてこういった限定メニューも力が入っているので定期的なチェックをせざるを得ない。まじで食えばよかった。
今回注文したラーメン達
俺はスタンダートに『しょうゆラーメンの大盛【中太麺】』で
ヨッメは【味噌ラーメン【平打ち麺】+ジョロキア一振り】をオーダーした。
醤油ラーメン
これが俺の選んだ【醤油らーめん大盛】である。
もはや変態的な完成度のオシャラーメンに見える。そして見た目通り味の整い方がえげつない。
というのも一口目では「ただパンチがある」というラーメンを美味しいと感じる現代人の舌では味の理解が追いつかず『あれ?味薄くね???』なんて感想が出る。
しかし2杯、3杯とすすると「あれ....うまいぞ....ちょっとまて......うめぇ!!!!」とこみ上げる旨味を感じ取る事ができる様になる。
もうそうなったら虜である。麺を食べる前にスープを飲み干してしまうほどに優しく整った深い味わいでレンゲはもう止まらない。
そしてヘルシー志向な鶏チャーシューは絶対に低温調理。ボニークとか使ったんじゃないかってぐらいのぷっりぷり感ですぐに消滅する。
スープを飲みたい気持ちを押さえつつ【中太麺】を口に運ぶとこれはもう絶品。すぐにわかったがこの【麺屋theさとう】はぶち抜けた脳直の美味さではくバランスの整った圧倒的な完成度が常連を生むのだ。
しっかりとした食感かつ歯切れがよい中太麺は深いスープの味わいをより引き立てるスッキリした仕上がりでもはや変態的なバランス。一発でファンになりました。
味噌ラーメン
ヨッメが注文したのは味噌ラーメン。
麺は平打ち麺をチョイス。そして『ジョロキア一振り』をオプションでチョイス。
非常に甘くて優しい味わいの味噌スープは無添加そのもの。ポカリ感覚で飲めてしまうスープはもは熱中症対策に工場に配布する領域に達していた。
また食べ応えのある平打ち麺は堅めの茹で上げで食感も大満足。俺として中太麺より平打ち麺の方が好みだと感じた。
これに少し辛味があれば完成だな....なんて思う所に卓所七味では無くジョロキアをぶち込むのがうちのヨッメ。
初めにマスターが『うちのジョロキア辛いけど大丈夫ですか?』って警告してくれたんだけど『ハイ♪』の2つ返事だった。
そして真ん中の危険な粉を溶かしたらもう俺がコメント出来る食べ物では無くなった。
口にいれたら【ただ痛い】それだけである。ブート・ジョロキアは以前インド軍で安全性は高いが神経系統に強い攻撃力を持つとして『催涙スプレー』として使われた実績を持つ。
というか書いてて思ったんだけどこんなん口に入れるもんじゃないだろ。
最終的にヨッメは普通に完食していたので、別の人種だと改めて感じるいい機会になった。
マスターの接客の気持ちよさが異常
なんだか全てが合理的になって、無駄な事はどんどん排除される世の中で、
すごい温かい接客をしてもらった。コレが『また行きたいわー』なんて思うファクターの一つになった。
とにかくマスターが元気で人懐っこくてパワフルなのだ。これには陰キャの俺もパワーをもらった気がした。
というのも今は『コロナ禍』真っ最中で大手チェーンでは『いらっしゃいませ・ありがとうございました』の発言を禁止する店舗まである。
このご時世そんなの普通だと思うし、コレが飲食店の新しいガイドラインだと思うのでなんら疑問にも思わないけど麺屋theさとうのマスターは少し違った。
厨房の内側に顔を向けながら大きな声で「いらっしゃいませ!」「ありがとうございました!!!」と元気よく挨拶してくれる姿は今の飲食店の規則にアレンジを加えた新しい姿だと思った。
なんか古臭い人間に思うかもしれないが俺は挨拶をしてくれると嬉しい。おれも「ごちそうさまでしたァァァァ!!!!!!!」なんて叫びたくなるがここは小声。
ジョロキアを注文したヨッメにもしっかり距離を保ちつつ小声で「うちのジョロキア本当に辛いけど大丈夫ですか....!?」なんて聞いてくれる姿に俺はほっこりした。
この人はラーメンを作らされてる身じゃなくて『好きでラーメン作ってる人なんだな』って思った。天職ですわな。
今回行ってみて、秋田県外の人にも自信を持って勧められるラーメン屋さんだと確信。機会があったら是非足を運んでほしい.....!!!!
俺も家が近かったら明日すぐに行きたいンゴねぇ......!!!!